2008年4月23日(水)18:58

ポルトガルはリスボン条約を批准

リスボン(AP)

ポルトガル議会は水曜日、圧倒的多数でEU改革条約を批准した。国民議会の230人の議員中200人以上が、昨年12月にポルトガルの首都リスボンで調印された、このいわゆるリスボン条約に賛成票を投じた。左派の3政党のみが反対し、条約はポルトガルの主権を脅かすものだと主張して国民投票を求めた。

ポルトガルは1986年の加盟以来欧州連合から数十億ユーロの財政支援を受けている。欧州統合に対しては広範な支持がある。欧州連合の決定プロセスに新たな基盤を与えるリスボン条約は加盟全27ヶ国の批准を必要とする。批准プロセスは2009年までに完了する予定である。唯一アイルランドは国民投票で批准を問う。国民投票は6月に実施されると見られている。

原題:Portugal ratifiziert EU-Reformvertrag

訳注:ポルトガルの批准は9ヶ国目。これまでに批准を終えているのは、ハンガリー(2007年12月17日)、スロヴェニア、マルタ(1月29日)、ルーマニア(2月4日)、フランス(2月7日、8日)、ブルガリア(3月21日)、ポーランド(4月1日、2日)、スロヴァキア(4月10日)。またオーストリアも4月9日に下院で批准が承認されている。




ホームへ戻る